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1200時間ファスティング・フィニッシャーの藤原真寿美(ふじわらますみ)です!

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Contents

・大豆は脂質量多め。油の原材料にもなっている

日本ではなじみ深い食材、大豆

大豆は納豆や豆腐などの大豆製品はもちろん

みそやしょうゆなどの調味料の原料として

日本の食生活の中では摂取する機会が多く、

なじみの深い食材です。

大豆といえば「畑のお肉」といわれるほど

植物性たんぱく質が豊富ですが、

脂質量も多く、大豆そのものが

大豆油の原料としても使われています。

『食品成分表』では、

国産では黄大豆と黒大豆、アメリカ産、中国産、ブラジル産の

黄大豆の成分値が掲載されています。

米国産やブラジル産の黄大豆は、

採油を目的として栽培されているので脂質量が多いのですが、

だいたい国産も外国産も乾燥重量の20%前後です。

・豆乳と牛乳の脂質の違い

豆乳は、牛乳アレルギーの人が代替食品として用いたり、

また乳脂肪を控えたい人が代わりに飲んだりすることがあります。

脂質の面から牛乳と豆乳を比較すると、

脂質量は牛乳が総重量の4%弱、豆乳は約2%となります。

脂肪酸は、

牛乳では短鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸を含む飽和脂肪酸が多く、

豆乳ではリノール酸やαリノレン酸を含む多価不飽和脂肪酸が

多くなっています。

・野菜だけど、もとは大豆

大豆は加工食品だけでなく、

未熟豆である「枝豆」や、大豆を発芽させた「もやし」を

野菜として食べたりもします。

野菜は全般に脂質量が少なく、

総重量の0.1~0.2%程度ですが、

枝豆ともやしの脂質量を見るとそれぞれ

6%、1.5%となっています。

大豆以外の豆を発芽させた

緑豆もやしやアルファルファもやしの脂質量は0.1%なので、

大豆本来の脂質量が影響していることがわかります。

・落花生は豆だけど種実類

大豆以外の豆の主成分は炭水化物で、

脂質量は総重量の2%前後

ゆで大豆1カップ(135g)あたりの脂質は13.2gですが、

ゆであずき1カップ(150g)あたりは1.5gです。

脂質量は少ないものの、脂肪酸組成は大豆と似ていて、

リノール酸やαリノレン酸の割合が多くなっています。

ちなみに、落花生は別名「南京豆」とも呼ばれるように、

マメ科の植物です。

しかし、他の豆に比べて脂質が多いため、

種実類に分類されています。

また、落花生の未熟豆の成分値は、

「食品成分表」で野菜類に収載されています。

・結論

大豆は他の豆に比べて脂質が多く含まれています。

枝豆は“若い大豆”ですが、豆類ではなく野菜類に分類されます。