こんにちは!
1200時間ファスティング・フィニッシャーの藤原真寿美(ふじわらますみ)です!
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Contents
・中鎖脂肪酸とは、エネルギーになりやすい特性をもつ油
脂肪酸(しぼうさん)は炭素の鎖の長さによって、短鎖、中鎖、長鎖脂肪酸の3つに分類されます。菜種油やオリーブオイル、ラードなどの一般的な油脂に多く含まれるのは炭素が12個以上つながった長鎖脂肪酸ですが、中鎖脂肪酸はそれより短く、炭素が8〜10個のものをいいます。
中鎖脂肪酸は体内でエネルギーになりやすい特性を持つため、以前から病気を持つ方のエネルギー補給などに用いられてきました。最近では「体に脂肪がつきにくい」という機能性をもつ特定保健用食品として、中鎖脂肪酸を通常の植物油より多めに含む油が販売されています。また、中鎖脂肪酸は牛乳やバター、ココナッツオイルなどの天然の油脂にも少量含まれています。
・なぜ脂肪がつきにくい?
長鎖脂肪酸の多い一般的な油脂を私達が摂取した場合、おもに十二指腸で消化され、小腸で吸収されます。その後、再び中性脂肪に合成されて、リンパ管を通って血管に流れ込み、余分なものは脂肪組織に入って体脂肪になります。
一方、中鎖脂肪酸の比較的多い油脂は、主に位の中で分解されて小腸で吸収された後、中性脂肪に再合成されずに血管を通って肝臓に入ります。肝臓は脂肪酸をエネルギーに変える作用が強いため、すばやく燃焼されやすく、体脂肪になりにくいのです。
・効果はどのくらい?
肥満の女性(中年)に長鎖脂肪酸のみを使った食事と、脂肪酸の6割を中鎖脂肪酸に置き換えた食事を摂ってもらったところ、「中鎖脂肪酸を摂取していた方の方が、食後の肝臓でのエネルギーへの燃焼作用が活発に行われ、安静時代謝も上昇が認められた」という研究データがあります。特に、中鎖脂肪酸の摂取によって安静時代謝は若年女性に近いレベルまで上昇している事が示されました。体脂肪が気になる方は、通常の植物油より中鎖脂肪酸を多めに含む油を食生活に上手にとりいれると良いですね!